アラサーOLぐだぐだ日記

ぐだぐだと日記を書いて働いているOL。

ビッグイシューという大好きな雑誌について紹介する。

仕事納めた〜(^3^)/とか浮かれていたらあっという間に三が日が終わった。早い!年末のあの特別感大好きだからあと2、3日欲しい...後ろはずらせないんだから前倒しすればいいじゃない。そうか、今年の年末は12月27日ぐらいから休暇とればいいのか。とれるかしらんけど。

しかし仕事始めまではあと3日間おやすみあるので大事にしていこう。

 

松子、大好きな雑誌がありまして。ビッグイシューという雑誌です。

雑誌自体のコンセプトも記事の特集内容も超イケてて大好きな雑誌なのに松子の周りにこの話をしてもほとんどの人は知らない。

ということで超勝手に紹介。

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ビッグイシューとは

ホームレス状態の人が路上で売る雑誌「ビッグイシュー日本版」。1冊350円で販売すると180円が販売者の収入になります。チャリティではなく、チャンスを提供する事業です。

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販売のしくみ | ビッグイシュー日本版

公式サイトから画像お借りました。

引用の通りなのですが、ホームレス状態の方が街中の路上(駅の近くとかが多い)で販売許可を得た上でビッグイシューという雑誌を販売しています。私たちは350円で購入することができて、そのうちの180円が販売者の収入になります。一見するとチャリティに見えるのですが、公式が述べているようにあくまでチャンスを提供する事業というところが超最高。だから仕入れのお金ももちろんとるし、記事の特集もとても濃い。そして運営団体も有限会社なのです。元々は1991年にイギリスで始まったものが2003年から日本でも創刊されました。

 

ビッグイシューの好きなところ

□販売者との交流がほっとする

街中で見かけると最初は怪しいものを販売している、、?と不審に思うと思います。それは当たり前で、最近は特に怪しい募金活動をしている良くわからん怪しげな団体もいるので。でもビッグイシューの場合はしっかり販売のルールがあったり、そもそものコンセプトがしっかりしているので信頼できる。そして読み物としても楽しみにしています。

そして販売者もだれでもできるわけではなくて、販売中は8つの行動規範を守ることについても同意している方しか販売できません。

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公式サイトより

本当にこの規範を守った方しかおらず、購入するために話かけるととても気さくに笑顔でいろんな話をしてくださいます。それこそどんなに寒くても暑くても同じ場所に何時間も立って販売していることもあるし、想像するに周りから不審がられることもあるだろうけれども。手渡しで販売をしているからこそできる交流で、話すのも楽しくて毎回見掛けると必ず買ってしまう。そして同じ号だったら、友人にプレゼントしたりしています。話すとホッとする。

 

□特集が読み応えがある

これはぜひ実際に読んで見ていただきたいのだけど、例えば最新号だと生物学者の福岡伸一(ベストセラー『生物と無生物のあいだ』の著者)さんが『時を超えるサイエンス』というエッセイを書き下ろししていたり、毎号のテーマに沿って著名人がインタビューに出ていたりする。エマストーンなど大好きな女優さんなどのときもある。貧困とか社会問題に対しての提言もあれば、最近は純粋に知的好奇心を刺激される特集も多くて毎回自分ではなかなか知ることのない世界を知るきっかけをくれる。そして特にお気に入りなのが『ホームレス人生相談』というコーナー。人生経験抱負な販売者の方が、読者からの悩み相談に乗るコーナーで毎回優しくて俯瞰している回答ばかりで泣ける。すごく好きで楽しみにしている。

 

□薄い・軽い

超重要な要素でそれこそ手ぶらだったり重い荷物を持っている時も躊躇なく買える。二つ折りにもできるし携帯よりも全然軽いから負担にならない。これはめっちゃ大事だし素晴らしいところ。

 

とまあこんな素敵な雑誌なのです。もし路上で販売している方がいたらぜひ試しに1度でもいいので買ってみて欲しいです。

 

販売場所

意外と全国で販売している。

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販売場所は詳しくは下のURLからも探せます。

ビッグイシューを買いたい・読みたい | ビッグイシュー日本版

 

 

ビッグイシューの目指す世界ってだれもが生きやすい社会なんですよ。

誰もが排除されない、すべての人が生きやすい社会、特に若い世代が希望をもって生きられる社会を作るのに役立つ情報発信をします。

販売者はビッグイシューを通してチャンスを得て、多分最終的には卒業していくことが目標になります。ただ全てのホームレスの方がビッグイシューを通して卒業をしてしまうとビッグイシューの存在意義はなくなる世界に。しかし現実はそうもいかず、卒業する販売者がいればまた新たに販売者になる方や戻ってくる方もいるという。そこが複雑だなと思いつつも、ビッグイシューのお陰で自分の世界が広がったし、こういった事業もあるんだと気づきをもらえたので感謝しています。

これからも新しいビッグイシューを買って読むのを楽しみにしています。

 

 

ではでは。